グランドバザールのアキンさんに、
「ブルガリアなんて、何も無いよー」
などと言われ、それでもブルガリアに向かう私。
しかし、それよりももっと深刻な問題が立ちはだかるのであった!
[tegaki]あのね、カード止められたの。[/tegaki]
折しも、日本は三連休。
カード会社のサポートに電話しても、
無機質な自動応答しか帰って来ねぇ!
どうしようかと途方にくれていると、
イスタンブール日本人教会の方が、
助けてくれました。
「ブルガリア行くの?
一緒にバスのチケット買ってあげるよ」
「現金がない?
それは心配だ。ちょっと用立ててあげる」
「さぁさ、旅に出るんだから、ご飯いっぱい食べなさい」
……なんて温かい。もう頭が上がらねぇ。
しかも、バスのりばまで見送って下さった。
イスタンブールの日本人教会は、会員の半数が韓国人の方。
今、両国の関係は良くないですが、こういう方たちも確かに居るんだと、
旅の途中、荒みつつ合った心までも慰められました。
本当に感謝しています。
さぁ、今回、僕が戦うのはこの深夜バスです。
トルコ(ていうかヨーロッパ)は高速バスが非常に発達していて、
乗ると、無料のお菓子、水、お茶のサービス、及び、タブレットでの、
動画配信など、サービスも充実しています。
しかし、
出発までとにかく待たせる。
場合によっては、到着してもそこから更に待たせる。
一体、僕はトルコのバス会社に何時間、時間を無駄にされたでしょう。
あんまりにも遅いから、飛行機に乗り遅れた人も居たようです。
夜、20:30くらいに出発し、深夜に国境を越えます。
上の図の緑の地点。
ここの入国審査の時に、
別室に呼ばれ、旅の目的を聞かれるという、
ちょっと怖い思いもしましたが、なんとか通過。
出国審査と入国審査の間には、なんと、免税店が存在します。
バスのドライバーは、ここで仕入れたお酒なんかを売って、
サイドビジネスにしたりするそうです。
その後も、ガンガンとバスに揺られ、数時間。
朝、5時ごろにブルガリアの首都、ソフィアに到着しました。
東欧は夜間出歩くのは危険とのことで、夜明けを待ち、
予約していたホテルへ歩きました。
街では、聖ソフィア像が手を広げて歓迎してくれました。