皮なめしの街
フェズで泊まった宿は、期せずして日本人宿だった!
ので、道連れが3人もでき、翌日一緒にフェズ散策に出ることに。
フェズはかつて、マリーン朝などのイスラム王朝が首都とした街。
旧市街のメディナは、とても複雑な構造になっており、
迷宮としても知られています。
いざ、迷宮へ。
途中で見つけた水場。
欧米人が写真を撮ったたから、ついつい撮っちゃったけど、
なんか、いわく付きだったりするのかな?
フェズは、職人の街でもあります。
中でも皮なめしが有名で、牛、羊、山羊、ラクダなんかの
革製品が至るところで売られています。
その皮なめしの光景を見たい!という事で、
観光スポットを探しに迷宮の中をずんずんと進みます。
何人もの人に「こっちだよ」、「みせてあげるよ」などと、
声をかけられましたが、そんなのに付いて行っては
色々と面倒な目に遭うのは、嫌というほど知ってる我々旅人。
しかし、さまよった挙句、どうしても辿りつけない迷宮に、
我々もあきらめて、案内人に付いていく事にしました。
動物の匂いが激しいので、入り口でミントを渡されます。
臭い消しですね。
案内人の持っている店の屋上が、その皮なめしの作業を
見学できるテラスだという事で、急な階段を登ります。
すると、
壮観!
これ全部皮なめしの作業場です。
皮、皮、皮。
革、革、革。
皮なめしを職業にしている人は、聖書にも何度か出てきますが、
どんなものなのかっていうのは、やっぱり、実際に見てみないと
イメージできないものですね。
見学の後は店に通され、商売トークに付き合わされました。
案の定、という感じではありましたが、ちょっと考える、
と告げると、わりとすぐ解放してくれたので、一安心。
さぁ、明日はとうとうマラケシュ。
マラケシュから、ようやくサハラ砂漠に向かいます!