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  • パリに居ます。

    ていうか、明日からスペインです。

    昨日、今日は色々あり過ぎて、
    体力も、もう尽きそうなんですが、
    パリに居ますので、ちょっとだけ更新!

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    ルーブル美術館に行きました!

    完全にお上りさんです。

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    有名な入場口。

     

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    マグダラのマリア。IMG_1548.JPG

    ニケのビーナス。

    他にもモナ・リザとか、ハムラビ法典とか色々見てきましたが、
    あちこちで書き尽くされているので、この辺で。

    また、お会いしましょう!

  • WW2を考える③ 〜アウシュビッツ強制収容所〜

    『アウシュビッツ強制収容所』

    きっと誰もが聞いた事のある、
    ある種呪いにも似た響き。

    世界遺産(負の遺産とも呼ばれる)に登録された、
    有名なナチスの強制収容所です。

    『シンドラーのリスト』や、『ソフィーの選択』など、
    映画、小説、その他様々な分野で取り上げられています。

    正直、とても気が重いです。
    ワルシャワ蜂起博物館も、パヴィアク刑務所も、
    決して気軽に考えたり、文章に書いたりできるような場所では
    ありませんでしたが、そこは訪れてから2日経った今でも、
    未だ正体不明の感覚にとらわれる場所であったからです。

    しかし、できるところまで書いてみましょう。

     

     

    アウシュビッツ強制収容所は、
    ・ヨーロッパの中心にある
    ・交通至便
    ・資源、土地の利点
    という理由で特に軍の物資を生産するため、建設されました。

    「アーリア人以外をドイツに入国させない」という政策のため、
    ドイツ各地に点在していた収容所を閉じ、
    他の国に、まとめる必要ができたからです。

    しかし、アーリア人至上主義のナチスによって、この収容所は、
    「絶滅収容所」としての機能を併せ持つようになります。

    優生学を根拠に身体障害者や遺伝性疾患の患者、精神障害者、
    また、労働に適さない女性や子供、老人、ユダヤ人、
    エホバの証人、同性愛者、聖職者、さらにはこれらを匿った者。

    大半はそのままガス室に送られ、
    残った者も、あるいは劣悪な環境で強制労働をさせられ、
    あるいは人体実験の被験者となったとの事です。

    あまりにも大量の殺戮があったため、未だもって、
    その犠牲者の正確な数は不明。

    一説には数百万人がここで命を落としたという報告さえあります。

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    有名なアウシュビッツの門。
    “ARBEIT MACHT FREI”(『働けば自由になれる』)

    強制収容所のスローガンですが、よく見ると、
    Bの文字が反対に見えます。

    これは一説によると、この門を作らされた囚人の
    抵抗とする見解があるようです。

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    強制収容所の中。
    広々としているように見えますが、
    ピーク時には14万人が収容されていたとの事です。

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    被収容者は、列車から降りると、まず全てのものを接収され、
    この縦縞の囚人服が唯一の持ち物となったそうです。

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    接収された大量の鞄。

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    同じく接収された大量の眼鏡。

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    ガス室で実際に使われた薬品(チクロンB)の空き缶。

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    カス室の模型。

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    死の壁。
    多くの被収容者が、ここで銃殺されたそうです。

     

     

    ポーランドで友人になったダリウシュは、こう言いました。
    「日本だってヒロシマ、ナガサキという悲劇があっただろう」

    その通り。
    世界ではじめて、実際に核が使われ、たくさんの人が死に、
    そして、街は破壊されつくしました。

    しかし、エノラ・ゲイを操縦したかのアメリカ人は、きっと、
    そこで暮らしている人々と話す機会は無かったでしょう。

    そして、その爆弾の威力がどんなものかを、
    はっきりと想像する事はできなかったでしょう。

    しかし、顔と顔を合わせて言葉を交わすことができた人間が、
    何年もの月日、人の命を使い捨てにしたこのアウシュビッツは、
    違う残酷さを物語っているように思えるのです。

    きっと、この時代、続く戦争で疲弊した社会で、
    誰もが狂っていたんだと思います。

     

     

    しかし、この種の暴力は現代にも形を変えて残っていると思います。

    「今、会社を辞めれば仕事は無いぞ」
    「みんなもキツいんだから。お前だけじゃないんだから」
    「体内時計? そんなもん壊してしまえ」

    どれも、僕自身、実際に言われた事のある言葉です。

    人の精神を抑圧し、侵食し、
    人間性を壊す暴力は今もなお残っていて、
    それは平気で社会を闊歩します。

    そういうものをどれだけ排除し、
    次の世代によりよい社会を残せるのか。
    それが我々の世代に課せられた課題だと
    僕はそう思うのです。

  • WW2を考える② 〜パヴィアク刑務所〜

    「ワルシャワの日本人形」という本を読んだのは、
    当時住んでいた街の図書館での事でした。

    美容師を生業としていたカミラ・ジュコフスカは、
    オペラ歌手・喜波貞子(日本人とのクォーター)の
    蝶々夫人の熱烈なファンで、ワルシャワで公演がある度に、
    劇場に通ったそうです。

    喜波貞子を通し、日本文化に触れた彼女は、
    いつしか、日本そのものに興味を惹かれるようになります。

    そんな彼女も大人になり、結婚し家庭を持ちます。
    どんな時代にでも、人々の変わらない営みの中には
    確かな幸福があった事でしょう。

    しかし、彼女は反ナチスレジスタンスに参加していた事から、
    政治犯が収容されるパヴィアク刑務所に収容されてしまいます。

    死を待つのみの、その監獄の中で、
    彼女はその心の支えにするかのように、
    密かに喜波貞子をモデルにした日本人形を作ります。

     

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    ワルシャワの日本人形。
    これは今でも、パヴィアク刑務所の博物館で保存されており、
    傍らには、日本から寄贈された日本人形と並んで展示されています。

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    パヴィアク刑務所では1939年から1944年の間に、
    十数万人の囚人が収容され、殆どが反ナチスのレジスタンスメンバー。
    中には軽微な事件で収容された者もおり、
    囚人の大半が銃殺、あるいは強制収容所に送られました。

    ワルシャワ蜂起後、収容されていた囚人は全員射殺。
    ワルシャワの中心にあったこの建物自体も爆破されてしまいます。

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    IMG_1365.JPG監獄で使われた鉄具。

    IMG_1371.JPG監獄の中。

    IMG_1358.JPG収容された人々。

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    博物館のチケット売り場では、先に来た日本人の方が、
    鶴を持参しておられたようです。

    そこで、僕も持っていた折り紙で一羽折らせてもらいました。
    上の写真では分かりにくいかもしれませんが、
    黄色と赤の鶴の間にある千代紙でできた鶴が僕の作です。
    快く受け入れて下さった係の方に感謝。

    パヴィアク刑務所。
    この場所は、日本人にとって、訪れる他の外国人よりも、
    より多くの意味を持つ場所です。

    ある事を考えたり、主張したりする事が、
    死を意味する時代において、
    カミラはそれと同じくらい、
    日本を愛してくれていたのですから。

  • WW2を考える① 〜ワルシャワ蜂起博物館〜

    ポーランド滞在も残す所三日ほどとなりました。
    行きたいところも、だいたい行き尽くしました。

    これから三日間は、僕のこの世界旅行の趣旨的に
    かなり重要な意味を持つテーマを書きたいと思います。

    ポーランドでは、いくつか第二次世界大戦に関する
    博物館に行ってきました。

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    まずは、ワルシャワ蜂起博物館です。

    ※僕はブルガリアから、直接ワルシャワに入ったため、
    巡った順序は、歴史の順序に沿ったものではありません。

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    今年は、ワルシャワ蜂起70周年。
    日本ではあまり語られる事がありませんが、
    1939年9月のドイツ軍によるポーランド侵攻から端を発した
    第二次世界大戦では、人口比率(19.0%)からいって、
    一番の犠牲者を出した国です。(参考:Wikipedia

    1944年8月1日 午後5時ちょうど。
    敗色が濃厚となってきたナチスと、それを追い詰めるソ連軍。

    ワルシャワまで10kmまで進軍してきたソ連を頼りに、
    ポーランド亡命政府がナチスに対し蜂起を実行。

    しかし、あまりに多くの人的、物資的資源を
    消耗してしまったソ連軍は、結局やって来れませんでした。

    その結果、ナチスの報復にあった蜂起軍は
    蜂起から二ヶ月後に降伏。

    ワルシャワでは、一説によれば20万人の犠牲者を出し、
    街の9割以上が破壊されてしまいます。

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    『戦士の誓い

    全能の神と乙女マリア
    ポーランドの女王の冠の御前に
    私は祖国ポーランド共和国に忠誠を誓う

    私は固く誓う
    たとえどんな犠牲を払ってでも
    誇りにかけて祖国の自由のために
    全身全霊を以って戦うと

    私はいかなる時も
    選ばれたポーランドの大統領と上官、
    我軍の指揮官に服従を誓う

    そして何が起ころうとも
    機密を守ることを誓います

    神よ、どうかご加護を』

    (上記は筆者の稚拙な訳なので、相違などあればご指摘下さい)

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    ポーランドの尊厳(白)と自由(赤)。

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    少年兵。
    彼らはどれだけの事を理解して、戦いに参加したんだろう。

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    ナチスの腕章、兵士の遺品。

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    蜂起当初は5人に1人程度しか銃を持っていなかったとの事。

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    バイク隊のバイク。

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    砲車の模型。

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    手がもげたキリスト像。

    IMG_1310.JPG戦士の墓。

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    破壊しつくされた街の模型。

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    市街戦に参加した人達の中で、いったい、
    どれだけの人が復興したワルシャワを見ることができたんだろう。

     

     

    ワルシャワ蜂起は必要であったのか?
    そのような議論は今も続いています。

    しかし、ポーランドの人々にとって、ワルシャワ蜂起は
    日本人の戦争に対する、愚かな過ちを繰り返してならない、
    というような感覚とは違うような気がします。

    彼らはある意味、英雄です。
    とても大きな犠牲を払ったけれど、
    そして、二度とあってはいけないけれど、
    命を賭して祖国のために戦った。

    これは僕の個人的な意見ですが、
    祖国に誇りを持つ心、
    そして忠誠を尽くす意思がなければ、
    英雄は生まれないと思います。

     

    そして、この戦いより34年後、
    ポーランドには大きな英雄が誕生します。

     

    19歳の時にナチスによるポーランド侵攻を経験し、
    ワルシャワ蜂起より1年前に聖職者として生きていく事を決意した
    法王ヨハネ・パウロ二世です。

  • それは果たして日本製なのか

    皆さんは、SuperDryいう
    ブランドを聞いた事があるだろうか。

    いや、おそらくは無いと思う。
    日本でそれを知っている人は少数派でしょう。

    イギリス発のブランドで、日本ではマイナーなものの、
    ヨーロッパはおろか、トルコやタイ、ベトナムでも、
    パーカーやバックパック、Tシャツを見かけるほど
    有名なブランドです。

    ↓こちらです。

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    …はい!

    「極度乾燥(しなさい)」と書いてあるこちら。
    これがSuperDryの訳だと思うんですが、なんていうか、
    こう、不自然極まりないですね。

    これはトルコのショッピングモールで撮影したものですが、
    不自然な日本語だからといって、パチモノと思うなかれ。

    これはZorlu Centerという、
    立派なショッピングモールで撮影したものです。

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    Zorlu Centerはイスタンブールでも指折りのモールで、
    トルコ初の、Apple Storeまで入っています。

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    東京を謳ってるみたいなんですが、
    僕はこんなの日本で見たことありません。

    上の図では分かりにくいかもですが、
    堂々と「Tokyo University」ってロゴも入ってました。

    僕は今日と出身ですが、首都圏あたりの京都物産展で、
    京都では見た事がない、八ツ橋のパッケージを見た時と
    同じ感覚を覚えました。

    調べて見たところ、ジャパニーズのKanjiは、
    一部の外国人の間で静かなブームらしく、
    とてもクールなデザインとして、
    このSuperDryもウェルカムされているとの事です。

    おー、なんか上の説明、ルー大柴みたいだ。
    トゥゲザーしようぜ!

    じゃねぇ。
    恐ろしいのは、堂々と東京を謳っていたり、
    全く関係無いのに東京大学のロゴを入れてる所ではなく、
    その誤訳だと思います。

    日本語には、「極度乾燥」って言葉すらありませんし、
    その後に書かれてるしなさい)ってのに至っては、
    なぜ、わざわざこれをかっこ付きで付け足したのか、
    全くもって意味不明です。

    というわけで、不肖わたくし、
    代わって、「Superdry」の、
    正しい訳をばご提案差し上げましょう!

    「SuperDry」であれば、
    Super=超
    Dry=乾燥
    として、「超乾燥」というのはいかがでしょうか。

    いや、待てよ。

    Dryって、ジンジャーエールとか、
    お酒が辛口である時にも使いますよね。
    という事は、「SuperDry」は、

    「超辛口」

     

    と訳すのが正しいと思われます。
    さぁ、みなさま、いかがでしょうか。

     

     

     

     

    ていうか、日本で売られてる英字Tシャツって、
    あれも無茶苦茶な文だったりするよねぇ。

  • ポーランドの物価

    もし、あなたが日本と同じ給料を貰い、
    ポーランドで生活するならば、
    それはとてもイージーゲームです。

    なにしろ、物価が安い!

    例えば、これは、ARKADIAという、日本で言えば、
    AEONのようなショッピングモールでございます。

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    ピンぼけててすまぬ。

    この中には映画館やH&M、iSpot(Apple Storeみたいなの)など、
    独立した店舗はもちろん、銀行や各種携帯電話のキャリア、
    郵便局まで入っているという巨大なモールです。

    で、この中に入っているスーパーマーケットにて、
    そのあまりの安さに度肝を抜かれたので、レポートする事にしました。

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    まず、野菜。ていうか、フルーツ。
    1PLN=32.5円暗いですので、
    4.99PLN=160円
    8.99PLN=300円くらいでしょうか。

    あー、まぁまぁの安さだね、と思ったあなた。
    その考え方は甘い。

    なぜなら、これらは全てキログラム単位の値段なのだから。

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    はい、次はパン。

    食卓に登るような、フランスパンの小さなものであれば、5個で30円ほど。
    一個あたり、たった6円って何それ?
    商売が成り立っているのが恐ろしいくらいです。

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    みんな大好き、ドーナツ!
    これ、99円じゃないですよ。
    0.99PLN。つまり、30円くらい。
    最早駄菓子ですな。

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    なんの変哲もない、クッキーみたいなものであれば、
    20円〜50円の間。

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    コンビニで売ってるようなチョコの小袋も30円くらいからあります。

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    甘いものついでに、アイスクリームです。

    これは、ハーゲンダッツとかになると当然、それなりの値段になるんですが、
    ノーブランドっぽいアイスであれば、1Lとかで100円くらい。IMG_1399.JPG

    乳製品も、20円くらいから食べれたりします。
    チーズも、バターも、ヨーグルトも安い安い。

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    じゃあ、日常生活品はどうなのよ? と。

    たぶん、これは特売のものだと思うんですが、
    シャンプー、リンス類も300円程度。

    Tシャツも、買おうと思えば数百円。
    Pコートなんて、1,500円で買おうと思えば買えるんだもの。

    観光客向けのものや、世界中で出回っているブランドの食べ物、
    または、服飾関係、電化製品は大して安くないですが、
    (Apple製品は日本より、10〜20%高いイメージです)
    選り好みをしなければ、生活費は大してかかりません。

    やろうと思えば、TVでやってる1ヶ月1万円生活なんて、
    ヌルゲー過ぎて、笑っちゃうくらいだと思います。

    11月からフランスとか西洋へ向かうのですが、
    こういう国で長く滞在してると、今から気が重いです。

    さー、残る1周間ほどのポーランド生活。
    謳歌するぞー!!

  • キュリー夫人

    その昔、宮崎吐夢という芸人が歌っていた
    「むしろキューリーはこのアタシ」という小ネタがありました。

    キュリー夫人の夫たる人が、
    「いや、俺が本当のキューリーだから」
    って訴えかけるだけの何の意味も無い歌です。

    というわけで行ってきました!
    この人もポーランドの英雄と言っていいでしょう。
    なんたって、二回もノーベル賞取ってるんだもん。

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    キュリー夫人博物館です!

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    子供の頃、伝記なんかでよく読みましたよね。
    僕も大好きでした、伝記ものの本!

    女性初のノーベル賞学者。しかも、二回も!
    放射能の単位にもその名が使われているほどなのに、
    博物館はかなり簡素。

    普通の民家程度の大きさでした。

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    キュリー夫人の服。

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    実際に使われた研究道具など。

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    え?

    フラスコ? 天秤?
    そんなんで、放射性物質の研究できたの?

     

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    とまぁ、ひと通り見てきましたが、
    本当にこじんまりとした博物館でした。

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    ↑ワルシャワ歴史地区の片隅に立つ、キュリー夫人の像。

  • ショパンミュージアム

    ポーランドの英雄と言えば、

    第264代目ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世と、

    ショパン!

    という事で、ショパンミュージアムに行ってきました!IMG_1336.JPG

    折しも、日曜日。
    ポーランドでは、色んな施設の入場料が無料になるそうで、
    なんと、僕も無料で入る事ができました。

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    ポーランドの博物館はその殆どが、とても近代的。

    特にショパンミュージアムの入場チケット(上図)は、
    入場チケットとしてだけではなく、アクティベートした後、
    各所の説明を楽しむために必要となります。

    というのは、展示されている説明書きの殆どがタッチパネル。
    入場チケットのカードをかざすと、瞬時に、
    英語⇔ポーランド語が判断され、入場チケットの種類によって、
    表示される文の言語が変わってくるというすぐれもの。

    中には、Asusのタブレットが配備され、
    その中で好きなショパンの曲を聞けるという部屋もあります。

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    「ピアノの詩人」にふさわしく、豪奢なピアノ。

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    見たことが無いくらい、贅沢な装飾のヴァイオリン。

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    ショパンの死後、取られた左手の型。
    この手で沢山の傑作が生まれた。

    この手の型のレプリカは、ショパンミュージアムに併設された、ショパンショップで買うこともできます。

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    ミュージアムを出た後、併設されているレストランで、
    ショパン・カルメーロというコーヒーを頂きました。

    今回、とても残念だったのは、僕がショパンに関して、
    深い知識を持ちあわせて居なかった事です。

    ショパンファンの人であればもっと楽しめただろうな、と。
    それこそ、一日じゃ足りないくらい。

    『教養は人の心を豊かにするもの』という事で、
    自分の好きな詩や小説、クラシック以外の音楽は、
    たくさん聞きましたが、それだけでは足りませんでした。

    教養とは、人の心と人生を深く、楽しくするもの。
    旅を出て、認識が改まった瞬間でもありました。

  • ワルシャワは萌えていた

    ワルシャワは美しい国です。

    非常にありがたい事に、親日国との事もあり、
    人も親切だし、
    英語も通じるし、
    物価は安いし、

    オタクも居るし。

     

    そう、タイとか他の国でもそれなりのオタク文化はあったけど、
    ポーランドにもオタク文化はけっこう浸透しているようです。

    はっきり言って、ポーランドは台湾と並ぶかもしれない。

    まずは、この写真からご覧頂こう。

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    ワルシャワの地下鉄駅の構内にある、
    一見、普通の書店である。

    しかし、

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    ワンピース、ナルト、黒執事、乙嫁語りetc…
    ちょっと昔のもので、ドラゴンボール、デスノート、ちょびっツなど。

    並んでいるのは、日本のマンガとアメコミがほとんど。
    ちゃんと、ポーランド語に翻訳されています。

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    中にはポッキーなど、日本のお菓子も。
    ※ペペロは日本のお菓子じゃないけど。

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    日本や台湾のアニメイトほど数はないものの、
    初音ミクや、ヘタリア、進撃の巨人などのグッズ物も
    店頭に並んでます。

     

    聞けば、今は日本の漫画がブームになっていて、
    この書店でも、かなりの売上げを上げているそうです。

     

    そういえば。

     

    今、お世話になってるホルトハウスも、電化製品は日本製、
    クリスマスには、お寿司を作ると言ってました。

    ワルシャワ大学には日本語学科があり、
    入試の倍率は30倍にもなる程に、ポーランドには
    日本文化に興味を持ってくれている人がたくさん居るそうです。

    ポーランドは親日の国との話は聞いていましたが、
    ここまでとは思いませんでした。

    日本文化=オタクになりつつあるのは複雑な所ですが、
    まー、いっか! 僕もオタクだもん。

    それに、この美しい国の人たちが
    我々の文化に興味を持ってくれるなんて、
    日本人として誇らしいですね。

    ……などと思いながら、店を出ようとしたところ、

     

     

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    !!!

     

    やおいを……愛している……だと……。

    ホモは、ホモだけは……。

    いやあああぁぁああぁぁ!!!!

    ↑トルコで、ハゲでデブのホモに迫られた。
    ※泣きながら逃げました。

     

     

     

     

     

    今回、色々とお話を伺ったお店はこちら。

    KOMIKSLANDIA.PL

    ありがとうございました!

  • ポーランド着いたよー

    ソフィア→ローマ経由でワルシャワ入り。
    ローマでのトランジットで約12時間ほど待ち、
    ようやくワルシャワでございます!

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    ↑飛行機から見たローマ上空。

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    ↑ワルシャワのショパン空港。
    ヨーロッパのこういうセンスは本当にかっこ良いよね。
    日本でも坂本龍馬空港とかやらんかね?

    AirBnBでお願いしたホストファミリーも
    親日の方で、すごく親切です。

    では、これから観光に出てきます!